さるセ・リーグ球団の編成担当はその先の事態にも言及する。
「他球団へのトレードもないとは言えない。去年のあの一件以来、いつそうなってもおかくしないとみている」
通算2000安打を放ち、チームの幾多の優勝に貢献してきた功労者であることを踏まえると、トレードの実現性は高くはない。しかし、昨夏、20代女性への妊娠・中絶強要の醜聞が発覚した「あの一件」で、巨人が大ナタを振るう可能性は排除できなくなっていることも確かだ。
トレードとなれば同一リーグ間はまずなく、同編成担当によると、パ・リーグでは日本ハムが真っ先に候補に挙がるという。
「ハムは二遊間に絶対的な選手がいない。パはDHがあり、腰などに複数の故障を抱える坂本が守備を休みながら出られる。天然芝の新球場も体の負担軽減の意味ではプラス要素。ハムと巨人の対戦がなくなる交流戦後は要警戒ではないか」
「原監督と栗山監督(当時)の太いパイプで実現したトレードで、打線強化したかった巨人と、問題児の処遇を持てあましてきたハムの意図が合致した。中田の問題のケジメをうやむやにしたままで、批判が多かったが、両チームの持ちつ持たれつ関係はこの時に始まったことではない」
その象徴的な例として、2軍降格中の女性アナウンサーとの不倫醜聞が、08年7月に発覚した巨人の二岡智宏(現巨人2軍監督)の同年オフの日本ハムへのトレードが挙げられる。
「二岡が長く守った遊撃にちょうど坂本の台頭があったが、選手会長の放出だっただけに、スキャンダルの影響が大きかった。今回、巨人が坂本の処遇に困ったところに、ハムが救いの手を差し伸べたとしても驚きはない。去年のスキャンダルからは時間がたっており、新天地での再生を大義名分にすれば、懲罰的な印象は薄まる。両チームの間でいつ話が進展してもおかしくない」(前出のセ編成担当)
日本ハムの稲葉篤紀ゼネラルマネジャー(GM)は坂本が金メダル獲得に貢献した東京五輪の監督だ。巨人で編成を含む全権を握る原監督とは09年のWBCで日本代表監督、代表選手として戦った仲でもある。トップ同士で意思疎通もしやすい。
「ハムでは新庄監督が今季も低迷すれば退任し、稲葉GMの監督就任は既定路線。トレードは今夏までに実現しなかったとしても来季以降、火種は燻るのではないか」(同前)
https://news.yahoo.co.jp/articles/e08dc020c6caf9a1dce9a97f305d68ba17355e7a?page=1
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Source: ファイターズ王国@日ハムまとめブログ