マイナーFAは大リーグで導入されており、マイナー所属が7シーズン以上で40人枠を外れている選手に適用される。日本で導入する場合は球団在籍年数や2軍での出場試合数などが適用条件に想定されるが、選手会側は「設定は大事になる」と今後も検討を重ねていく方針だ。
選手会の森忠仁事務局長は「それぞれのレベルで移籍市場を活性化させる制度が必要。マイナーリーグFAはその一つの手段」と説明した。現状の移籍制度は(1)トレード、(2)FA権の行使、来月9日に初めて実施される(3)現役ドラフト制度がある。FA権はトップ選手、現役ドラフトは主に1軍と2軍の中間層の選手が中心となることが予定されているが、現状ではいずれも限られた選手しか対象にならない。そこから漏れる選手がマイナーFAのターゲットで、キャリア全盛期ながら1軍出場機会に恵まれない30歳前後の選手に主体的な移籍のチャンスが生まれる。
「一方的に選手が有利になることを求めているのではない。球界全体のことを考えて制度をつくりましょうと伝えている」と森事務局長。日本球界にはまだ移籍をネガティブに捉える向きもある。自身も阪神でプレー経験がある森事務局長は「選手には健全な競争の上で悔いのない現役生活を送ってほしい」と訴え、来月5日の選手会定期大会で各現役選手からの意見も募って議論を進める方針だ。
《MLBではマイナーリーグ7シーズン経験選手に適用》現在の大リーグのマイナーFAは、登録日数や試合数など問わず、マイナーリーグを7シーズン経験した選手に適用される。メジャー40人枠に入っていなければ、ワールドシリーズ最終戦から5日後に自動的にFAとなる。一時的にマイナー降格したシーズンなども含み、マイナーの負傷者リストに入っていてもカウントされる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/594ceb5c7b4fc13b5aefb593c520a1313a0ab953
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Source: ファイターズ王国@日ハムまとめブログ