巨人デーブ大久保コーチ「松田宣浩（来年40歳）はムードメーカーじゃなくて戦力として期待してる」

　巨人・大久保博元打撃チーフコーチ（５５）が１２日、新加入が決まった松田宣浩内野手（３９）に大きな期待を寄せた。通算１８３１安打、同３０１本塁打と豊富な実績を誇る強打者の加入に、大久保コーチは「戦力として楽しみ。ベンチの空気を変えてほしいとかそんなんじゃなくて、戦力として出てほしい」と思いを込めた。

　さらに「もっとこうやったらいいのになって、ずっと思っていることがある」と切り出した上で、打撃面で具体的な修正ポイントも指摘した。「どうしてもセンターから反対方向をずっとやってきた人だから、（バットの）ヘッドが寝る。バットが間に合わなくてもライト方向のフェアに入れることができてたけど、それがだんだんファウルや空振りになっちゃったというだけ。マッチはヘッドが立てばまだまだ打てるから」と強調。来春キャンプでは具体的な練習方法を伝え、バックアップするつもりだ。

　さらにその先にある大きな目標の達成も願っている。「名球会だって見えている。なんとかジャイアンツで２０００本安打を達成してほしい」。球界屈指のムードメーカーとしての役割以上に、デーブコーチは強力打線を担う存在として百戦錬磨のベテランに熱い期待を寄せている。

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