当時は、絶望感にさいなまれた。「球が速いだけで、このまま終わっちゃうんだろうなぁって思いました」。150キロ超えの直球は、チーム屈指のスピード。ただ、それだけでは抑えられない現実に、「甘くないと痛感させられた。このままじゃダメだなというのは、本当に考えさせられた1日でした」と振り返る。
外野手から投手転向2年目、育成2年目である今季も2桁背番号は取り戻せなかったが、悔しさをバネに実力を磨き続けてきた。
姫野 次、もし、何かのチャンスがあったら、もう本当に一発でつかみきらないと後がない、と思う。
再び大きなアピール機会を得るべく、魅力十分のストレートと得意なスライダー、そして改良中のフォークで「アピールするだけですよね」と、前を向く。
この日も魅力いっぱいの第1球だった。オリックス戦(ひなたサンマリン宮崎)の9回に登板し、先頭打者への初球は154キロ直球で空振りを奪い、最後はフォークで空振り三振。2人目は151キロ直球で空振り三振、最後の打者は152キロ直球で右飛に抑えた。
これで同リーグでは3試合で4回1/3を投げ、無安打無失点、無四死球。「(この結果を)継続っすよね。頑張ります」。もう1度、チャンスをたぐり寄せるため、今は必死に腕を振る。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5b9cb2ce2efc29b211f92d960aeaaf507d5cbf90
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Source: ファイターズ王国@日ハムまとめブログ