【ヤクルト】村上が２度の申告敬遠でチームは惜敗　高津監督「しょうがない。作戦なので」

　ヤクルトは、延長１０回にサヨナラ勝ちのチャンスをつくるも、あと一打が出ず、敗戦。連勝は２で止まった。

　１点を追う延長１０回。広島の守護神・栗林の前に、代打・キブレハン、村上が空振り三振に倒れたが、２死から代打の丸山が中前打で出塁。続く山田と中村が四球でつなぎ、２死満塁とチャンスを広げた。だが、８番・長岡が打ち返した打球は、右翼フェンスギリギリで失速。右飛に打ち取られ、あと１点が届かなかった。

　最年少での通算１５０本塁打まで、あと１本に迫っていた４番の村上に対しては、得点圏で打席がまわってきた６回、８回でいずれも申告敬遠。前夜も２度の申告敬遠で、勝負を避けられていただけに、スタンドにはブーイングが響いた。打率３割２分６厘、４５本塁打、１１１打点と、現在３冠の４番が勝負してもらえず、決定打を欠いた試合に、高津監督は「（申告敬遠は）しょうがないですね、作戦なので。長打だけじゃなく、点を取る方法を探していかないといけない」と振り返った。