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阪神ドラ１森木２８日先発デビュー 矢野監督「うん、上げるよ」狙う高卒新人初登板初星
阪神ドラフト１位・森木大智投手（１９）＝高知＝の高卒１年目での１軍デビューが決まった。矢野耀大監督（５３）が２２日、視察に訪れた鳴尾浜で近日中の初昇格を明言。２８日・中日戦（バンテリン）で、球団高卒新人では２０１３年の藤浪晋太郎以来となる、初登板初先発を果たすとみられる。球団初となる高卒新人の初登板初勝利を狙う大器が、矢野阪神の大反攻劇の起爆剤となる。
１９歳の大器がついにベールを脱ぐ。森木について聞かれた矢野監督は「うん、上げるよ」と即答。「もうちょっと早く呼びたいなと思っていたけど、ファームの試合がなくて、ずれてずれて」と説明。黄金ルーキーの高卒１年目での１軍デビューを決断した。
２１日・巨人戦（東京ド）に先発し、３勝目を挙げた才木がこの日、出場選手登録を抹消された。トミー・ジョン手術明けを考慮し、次回登板は９月１日・広島戦（甲子園）の予定。そのため、空いた２８日の中日戦に森木が入るとみられる。この日は鳴尾浜での投手指名練習に参加しなかったが、近日中に１軍に合流する見込みだ。
次世代のエース候補として、ファームで大事に育てられてきた。ウエスタン・リーグでは１１試合で４勝２敗、防御率３・２８。若手の登竜門とされるフレッシュオールスターでは、全ウの先発で１回１安打無失点、２奪三振。８月１日のプロアマ記念試合では、Ｕ２３ＮＰＢ選抜の３番手で１回１安打無失点と順調に結果を残してきた。
２１日はウエスタン・中日戦（ほっと神戸）に先発し、５回１安打無失点８奪三振で、最速１５１キロを記録するなど好投。コロナ禍で試合中止が相次ぎ、難しい調整を強いられた中で自身３連勝を飾った。奪三振率１０・０３を含めた２軍での安定感が評価され、１軍での先発機会を手にした。
高卒新人で初登板初勝利を飾れば、１９年の日本ハム・吉田輝星以来、ＮＰＢ史上２０人目。球団では初の快挙だが矢野監督は「結果的に勝つという投球になればもちろんいいけど、それよりもやってきたことを思い切り出してもらったらいい」と過度なプレッシャーは与えずに送り出す。
残り３０試合を切り、チームは奇跡への戦いを続けている。指揮官は「ファンも森木の登板を楽しみにしてくれていると思うし、それを思い切りぶつけてくれたらいいだけ」と自然体での全力投球に期待を寄せる。２１日の登板後、「１軍で投げて結果を出さないと意味がない」と言い切っていた森木。順位が懸かった真剣勝負の舞台で、最速１５５キロ右腕がプロとしての第一歩を踏み出す。
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Source: なんじぇいスタジアム＠なんJまとめ