負のイメージで普及しない少年野球でのサングラス着用 病気や怪我のリスク軽減も

転載元: https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1654487672/

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1: 征夷大将軍 ★ 2022/06/06(月) 12:54:32.82 ID:CAP_USER9
フルカウント2022.06.05
https://full-count.jp/2022/06/05/post1231141/

■日米で活躍した川崎宗則さんが推奨「早い段階からつけるべき」

体を守る効果があると訴えても“負のイメージ”が根強く、少年野球や中学・高校野球では、なかなか定着しない。米国製の高性能スポーツサングラスの販売代理店は練習や試合でのサングラス着用を推奨しているが、ハードルの高さを感じている。日米で活躍した川崎宗則さんも「健康にいいので、早い段階からつけるべき」と呼びかけるサングラスには、目の病気や怪我のリスクを軽減する効果があるという。

野球用品は改良が重ねられ、ひと昔前は目にしなかった用具が育成世代にも導入されている。プロ野球では一般的な肘やすねを守る打撃用のプロテクターは少年野球にも普及し、フェースガード付きのヘルメットは今年の選抜高校野球大会から使用が認められた。

安全性を高める用具が次々に取り入れられる中、小中高校生に広がっていないのがスポーツサングラスだ。日差しの強い球場でプレーする機会が多いメジャーリーガーがつけている姿は日本人にもなじみがあり、最近では日本のプロ野球でも着用する選手が増えている。日米で活躍した川崎宗則さんは「目が疲れず、翌日のリカバリーにもつながって健康面にいいので、早い段階からつけて目を守ってほしいです」とサングラスの重要性を強調する。

米国製の高性能サングラス「ESS」の販売代理店である「ノーベルアームズ」の黒須俊彦次長も、少年野球から導入する必要性を訴えている。野球は朝から夕方まで丸一日、屋外で体を動かすケースが多いため「紫外線を浴びすぎると眼の疲労に加えて、脳から活性酸素が大量に分泌され疲労感が大きくなります。紫外線が原因の1つである白内障は若年化が進んでいます。年々強くなっていく紫外線を浴び続ければ、10年、20年後に目の病気を患うリスクが高まります」と危機感を口にする。実際、気象庁の調査では1990年以降、10年に4.1%の割合で紫外線量は増えている。

■部活中の事故で4割が目の怪我、サングラスで「予防できます」

黒須さんがサングラスを勧める理由は、怪我の予防にもある。独立行政法人「日本スポーツ振興センター」によると、中学、高校の野球部で2020年度に起きた障害事故のうち、最多の約4割を占めたのが「視力・眼球運動障害」だった。黒須さんは「練習中もサングラスを着用していれば、怪我も予防できます」と力を込める。

黒須さんは全国を回って、指導者たちにサングラスの大切さを説明している。しかし、思うように普及していない。目の病気や怪我のリスクを軽減する効果に理解を示す一方、“負のイメージ”を払しょくできないという。

「サングラスはファッションのイメージが強く、『学生らしくない』『子どもにはまだ早い』という声があります。学校に練習見学へ行くと、夕方には目を真っ赤にしている選手もいます。見た目のイメージではなく、目を守る大切さを知ってほしいです」

野球は他の競技に比べて、新しいことの導入や変化に時間がかかる傾向が強い。あの頃にサングラスをしていれば――子どもたちが大人になって後悔する前に、指導者も組織や団体も検討する必要がある。

石川哲也 / Tetsuya Ishikawa

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Source: なんじぇいスタジアム@なんJまとめ

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