型にはまらず、選手を取っ換え引っ換えしながら戦う方針はキャンプから一貫しているが、そこで割を食っているのが上沢だろう。
オープン戦での登板はわずか計9イニング。他球団を見渡しても開幕投手を務めた11球団のエースはオープン戦で平均14イニングに登板している。最多は広島・大瀬良の計18イニング、最も少ない巨人・菅野でも計11イニングを投げた。
■調整面も「横一線」
ちなみに、2回目の開幕投手を務めた昨季の上沢はオープン戦で計15イニングを投げていた。今季は二軍戦にも登板しているとはいえ、異例の調整を強いられていることが分かる
上沢はチームの大黒柱。本拠地開幕を託すのは新庄監督なりの敬意の表れだろうが、「選手はみな横一線」という新庄流を消化できているかは別問題だ。
1月下旬、球団の新ユニホーム発表会見に登場した際、新庄監督から「去年活躍したかもしれませんが、横一線。誰が開幕投手か決めていない」と言われると、鉄仮面のような表情を浮かべつつ、「危機感を持って一年一年やっているので、今まで通りやるつもりです」と答えていた。
それでも、強いこだわりがあったのだろう。25日の開幕投手は直前までチーム内でもトップシークレットだったが、「何か聞いていないか」と、ルーキー投手にまで探りを入れたほどだ。
当然、エースとしての自覚も、プライドもある。本拠地開幕はもちろん、今季はため込んだ鬱憤をぶつけるシーズンになりそうだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8310a535613f5462a43ee9023adce0b6dcc37486
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Source: ファイターズ王国@日ハムまとめブログ