【東スポ】ベールいつ脱ぐか…ソフトバンク大物外国人・ガルビスに藤本監督「心配です」

風格はたっぷりのソフトバンク・ガルビスだが…（東スポWeb）

　指揮官も思わずヤキモキしている。２年総額８億５０００万円（推定）プラス出来高払いでソフトバンク入りした新外国人フレディ・ガルビス内野手（３２）が、開幕まで１週間を切ってもベールを脱ぐ気配がない。

　３月に入って来日し、１１日のヤクルト戦で初出場。首の寝違えによる欠場もあり、ここまで４試合の出場にとどまっている。１２日の広島戦（ペイペイ）も４タコ３三振。トータルでも１１打数１安打、７三振と散々で、開幕スタメン起用を明言する藤本監督も「心配ですねぇ」と困り顔で「タイミングが合っていない。実戦から遠のいているというのも当然あるが、早く慣れてもらわないと。変化球が来たら、ほとんど当たっていないですからね。練習を見ていてもミート、ミートと意識しすぎている。タイミングを意識しているのか、試合になったら合っていませんね」と気を揉んでいる。

　２０１７年、１８年に全１６２試合に出場した実績を誇るバリバリのメジャーリーガーだ。昨季は２球団で計１０４試合に出場して打率２割４分２厘、１４本塁打、４０打点。本番になれば大変身してやってくれる可能性はある。

　ただ、現状では日本野球に慣れるため、相応の打席数が必要そうに見えるのも確か。ガルビス本人の希望次第で２２日〜２４日の広島との二軍戦（由宇）で調整するプランも検討されている。仮に開幕に間に合わなくても、遊撃には実績抜群の今宮や、この日２号アーチを放った新人の野村勇もいるだけに大きなマイナスにはならない。

　走塁面に関しても未知数だ。前日１８日には二死からの深い位置への左前打で二塁から生還できなかった。藤本監督も「あれでアウトになったらね…。９回に代走がいるのか、いらないのか。もうちょっと走塁も見てみたい」と評価を保留にしている。

　遊撃守備では早くもメジャーの貫禄を見せるなど、実力的には折り紙付きだが…。首脳陣にしてみれば、１日も早く本領発揮してほしいところだろう。

 
https://news.yahoo.co.jp/articles/9641390629c76494a19480df4003134e0068a077