転載元: https://swallow.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1642065621/
ドームの運営は札幌市の第三セクターである『株式会社札幌ドーム』が行なっている。リース料に加え広告、グッズ販売、飲食など興行時のドーム内の収入が入る契約で、その額は年間20億円超と言われる。球団は値下げならびに一部収入の分配額変更などを要求したが、逆に市は値上げを実施した。またロッテがZOZOマリンスタジアムで行って成功している指定管理者制度の採用も提案したが拒否された。移転が現実味を帯びると市は慌てて妥協案を提示したが遅かった。
「新球場のプロジェクトを立ち上げたのも当初は市へのブラフ的側面もあった。市は頑なに契約条件変更を拒んでいましたからね。01年開場のドームは施設自体としては新しい。改修などでお客さんに魅力ある形にすれば集客の伸びしろは残っていたはず。また収益構造をきっちりすれば市と球団はwin-winの関係になれた。DeNAと横浜スタジアム(ハマスタ)のような良好な関係を作り上げられたと思います」(日本ハム担当記者)
コロナ禍のため20年度以降ドームの売上高は大幅に減った。今後も先行きが見えない中、日本ハムが離れれば経営状況はさらに厳しくなるのは明白だ。コンサドーレ札幌をはじめとする利用球団、団体等もあるため早期での閉場、解体なども不可能。そうなると市民の税金によって損失補填をせざるを得なくもなる。過去に何度となく繰り返された箱物行政の負の遺産となる可能性も否定できない。
「札幌ドームへの感謝はありますが新球場を盛り上げることしか考えていません。お客さんにチケット代金以上の満足感を得てもらうこと。世界に胸を張れる施設ができるので有効活用しないと意味がない」(日本ハム関係者)
「新球場を使い始めたら比較される。ドームは比較的新しい施設とはいえ大型ビジョン設置以外は大規模改修はしていない。移転して正解だったという声が出始めるとイメージがますます悪くなる。今後に向け画期的方針を打ち出さないとドームはますます先細りになる。まさに正念場ですね」(スポーツコンサルティング会社関係者)
日本ハムの北海道移転20年目に向けた大変化がまもなく始まろうとしている。新球場開場後は日本ハムが球界の話題を独占することは間違いない。その裏ではドームの生き残りをかけた熾烈な戦いもスタートする。地元に愛され日本一になるなどNPB屈指の成功球団となった日本ハム。その姿を見守った札幌ドームは今後どうなってしまうのだろうか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c186eeb962de1a6bd271b68f5a762139aa36a1a?page=1
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Source: なんじぇいスタジアム@なんJまとめ