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気になるのは今後の去就だ。世間からは「スポーツキャスター転身説」や「指導者就任説」もささやかれてはいるが、斎藤本人はかねて「自分にしかできないこと、自分だからできることに取り組みたい」と語っていた。それは何か。ある一つの「壮大な夢」を明かしていた。
2年前の、とある食事の席でのこと。斎藤おすすめの壺漬けカルビを食べながら「引退後、何でもできるとしたらどんなことをやってみたいか」と質問をぶつけた。すると斎藤は悩みながらも「もしできるなら、野球場を作ってみたいんだよね」と、照れ笑いを浮かべながらポツリ。「野球だけじゃなくて、試合がない日は成人式とか結婚式みたいな地域のイベントができたり、夜には駆け出しのミュージシャンとかダンサーさんがライブをできたり、地域に密着した球場が作れたらいいな…」と語った。
これは、近年減少の一途をたどる野球人口を憂う斎藤だからこその夢でもある。早大時代には「野球人気を復活させるためには」との論文を執筆し、プロ入り後もオフには積極的に子供向けの野球教室を実施。「野球人口を増やすためには地域との関わりは必要不可欠」と常々訴えていたことからも、地域密着型の球場づくりへの本気度がうかがえる。
「個人的には、都会過ぎないところで、海の見えるところがいいかなあ。現役を引退して時間ができたら、またその時ゆっくり考えます(笑い)」
あの時は夢物語だった「ハンカチ球場プロジェクト」が、今ようやく始動の時を迎えるかもしれない。
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Source: ファイターズ王国@日ハムまとめブログ