体にかかる負担が大きいという点で、イングランドのサッカーが独特なのは事実だね。世界中の他のリーグと比べてみれば、選手の怪我がはるかに多いことがわかると思う。
ここのディフェンダーは、他のリーグのディフェンダーよりもハードにタックルすることを許されているから、僕たちが脚に打撲を負ったり、痣をこしらえたりするケースはかなり多くなる。
しかも試合のスピード自体がすごく速いから、しょっちゅう筋(すじ)を違えたり、筋肉を痛めたりするんだ。
僕自身、マンチェスター・シティで最初に出た試合のことは今でも覚えている。2010年、アウェーでやったトッテナム戦だったけど、僕はほとんどボールに触らなかったのに、人生で一度も経験したことのない疲労感に襲われた。
試合が終わってからの数日間は、両脚がずっとこむら返りを起こしていたよ。
でも数カ月、数年と経験を重ねていくことで(フィジカル面のストレスの大きさに)慣れていったと思う。
トップスピードで、かつインテンシティが最高の状態で常に練習したり、試合をしたりすることに体が慣れていくんだ。
とは言っても、スペインで慣れ親しんでいた環境から(プレミアでのスタイルに)アジャストするまでには、多分1年かそれ以上はかかったと思う。
イングランドとスペインでは違いもある。ここでは同じプレーを、はるかに速いスピードでこなさなければならないんだ。
ファンがそういうプレーを望んでいるからさ。選手たちにエキサイティングなプレーを求めているんだ。
イングランドの試合は、すべてがフィジカル的にきつい。トップレベルのチームが相手であろうと、リーグで最下位のチームが相手であろうとね。
3日おきに試合に出て、練習でもものすごくインテンシティの高いトレーニングをしていくというのは楽じゃない。
(選手に関して言えば)プレミアは万人向けのリーグじゃないんだよ。
続きを読む
Source: サカラボ | サッカーまとめ速報