【巨人】吉川尚輝がきょう実戦復帰…６月左手中指骨折も後半戦開幕間に合う

　左手中指末節骨骨折及び左手中指爪根脱臼で戦列を離れていた吉川尚輝内野手（２６）が、６日に行われるプロアマ交流戦・中大戦（Ｇ球場）で実戦復帰することが５日、分かった。

　頼れるスピードスターが、完全復帰へ大きな一歩を踏み出した。吉川が左手中指の骨折が癒え、いよいよ実戦の場に戻ってくる。６月１０日のオリックス戦（京セラＤ）で、山崎福の投球を左手中指に受け、負傷していた。その後、右手一本でのティー打撃やスローイングなどから地道なリハビリを開始。７月中旬に患部の固定具が外れてから調整のペースを上げてきた。回復も順調で、既にシート打撃や守備もこなしている。

　チームは９日にエキシビションマッチを終えて、１１日から後半戦に向けた全体練習を開始する予定。６日から１０日までに２軍戦は４試合あり、吉川にとって実戦勘を取り戻すための時間は十分ある。結果を残せば後半戦開幕に間に合う。広い二塁の守備範囲は言わずもがな、打撃でも今季交流戦では負傷するまでに打率３割７分３厘を誇り、一時は３番にも座った。吉川不在の間に北村も存在感を発揮しただけに、競争原理が働いてチーム力の向上も見込める。尚輝の復帰は、逆転Ｖへ向けて何よりの追い風になる。

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