メキシカンリーグトップタイの6勝、地元メディア「宝石」
メキシコ・ウインターリーグの外国人ドラフトが8日(日本時間9日)、現地で行われ、元日本ハムで、現在メキシカンリーグのマリアッチス・デ・グアダラハラでプレーする中村勝投手が、マヨス・デ・ナバホアからドラフト1位で指名された。中村はここまでグアダラハラで先発として7試合に登板し、リーグトップタイの6勝0敗、防御率はリーグ5位の3.10。チームは中村の活躍もあり、10日(同11日)現在30勝9敗で北地区で首位を独走中だ。ナバホアは公式ツイッターで中村を「マリアッチスのスター選手のひとり」と紹介した。
夏のリーグで開幕から勝ち星を重ねてきたことで、メキシコ国内での注目度は日に日に増している。地元メディア「ストライクアウト」は、中村の輝かしい活躍ぶりを「宝石」と表現。本拠地のスタジアムでは日本語で「中村」と書かれたハチマキがグッズとして販売されており、地元ファンが頭に巻いて応援する姿も見られる。リーグの公式ツイッターも「ナカムラはすでに地元の子どもたちのアイドルだ」などと取り上げており、すでに国内球界では知られた存在だ。ここまでの成績が評価され、ドラフト1位での今回の指名につながった。
メキシコのウインターリーグでは、その年に初めて夏のメキシカンリーグでプレーした選手については、外国人ドラフトで指名したチームだけが獲得交渉を行えるというルールが存在する。ただし、指名された選手が他国のウインターリーグでプレーする場合、国外のチームに対してはこのルールは効力を持たないため、中村の決断が注目される。
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Source: ファイターズ王国@日ハムまとめブログ