DeNA、『侍ジャパン』採用の『第２先発』構想浮上　狙いは「モチベーションの維持」と「ローテ入れ替えの拡大」

　DeNAが昨春のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）など球数制限がある国際大会で野球日本代表「侍ジャパン」が採用した「第2先発」を取り入れる可能性が14日、浮上した。

　先発陣の現況を三浦大輔監督（50）は「調子はいい。極端に悪い選手がいない」と説明。先発投手を1試合に2人投げさせることを示唆した。狙いは開幕ローテの6人に入ることができなかった投手のモチベーションの維持とローテ入れ替えの可能性の拡大だ。

　「先発枠に入らなかったからといって駄目というわけではない。どうやって貢献し、チームのためにやってもらうのか」と指揮官。昨春のWBCで今永（現・米カブス）が務めた重要な役割を設定して、先発投手が打たれたら次週から入れ替わる。うまく回れば、1998年の優勝時に成功した「中継ぎローテ」のような「第2先発ローテ」を組むことができる。

　この日も8人の先発型投手が横浜スタジアムでの練習に参加。13日のヤクルト戦（横浜）で投げた石田健と大貫を加えれば先発、第2先発の候補者は10人となるが、三浦監督は「いろんなパターンを今、考えている」と語った。