阪神・村上が球団史上最高８５７％の大幅増６７００万円で更改

　阪神・村上頌樹投手（２５）が１０日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸７００万円から６０００万増の６７００万円でサインした。昇給率は８５７％で、球団では２３年度・湯浅の８４０％を超え、ＮＰＢでも史上３位のアップ率となった。（金額は推定）

　開幕前まで１軍登板はルーキーイヤーの２試合のみ。プロ未勝利からスタートした今季は２２試合に登板して１０勝６敗、１ホールド、防御率１・７５で最優秀防御率のタイトルを獲得。さらにはセ・リーグ史上初となる新人王＆ＭＶＰのＷ受賞も果たした。

　村上は「球団からは一年間お疲れ様と、日本一ありがとうと言われました。充実した一年でしたし、目標としていた防御率のタイトルを取れたのが一番うれしい」と笑顔。この日は大谷翔平がドジャースに１０年７億ドル（約１０１５億円）と移籍することが決まったが、「自分もその額言おうと思ったんですけど、やめときました（笑）。大きすぎました」と笑わせた。

　ＮＰＢでは１０年の楽天・福盛の１０３６％、９５年イチローに次ぐ３番目のアップ率。今後、大谷くらいを目指したいか問われると、「憧れるのはダメなので」と、ＷＢＣで話題となった大谷語録を持ち出し、再び笑いを誘った。

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