西武・平良（24）1億8000万→2億5000万「絶対、中継ぎの時より貢献できたと思ってる」

せやろか？

　西武の平良海馬投手（24）が1日、埼玉県所沢市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、8000万円増の2億5000万円（金額は推定）でサインした。昨オフ球団に直訴して先発に転向した右腕はチーム最多の11勝をマーク。「しっかりやりたい仕事ができ、価値を高められた」と笑顔を輝かせ、来季のエース襲名と開幕投手を狙った。

　来季高卒7年目での2億5000万円到達はかつてチームのエースとして活躍した松坂大輔に並ぶハイペース。「規定（投球回数、143イニング）に乗れた。中継ぎより絶対貢献したと思う」と昨季最優秀中継ぎ投手に輝くなどリリーフで築き、今季は先発ローテーションの柱として実績を上積みした。

　「目標を高く設定しないと成長できない」と将来的な米大リーグ挑戦を掲げている。米大リーグ行きを志願し、3年連続で開幕投手を務めたエース高橋光成は身近なライバルだ。来年1月に沖縄・宮古島で自主トレを一緒にする予定で「光成さんがエースと呼ばれているのでそれを超えられるように競争し、良い部分を吸収する。チャンスがやれば開幕投手もやりたい」と狙い澄ました。

　オフはスライダーの改良や新球種の習得にも取り組む予定で、来季は最多奪三振のタイトルを目指す。今年は山本由伸（オリックス）の169個に16個届かずリーグ3位。「山本さんの169個を超えられるように」と絶対的な投手へと上り詰めるつもりだ。（末継智章）

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