DeNA・石田健大　国内FA権行使を決断　三浦監督は残留熱望

　DeNAの石田健大投手（30）が、今季取得した国内フリーエージェント（FA）権を行使することが13日、分かった。同交渉解禁となる16日以降は、他球団も含めた交渉のテーブルに座ることになる。

　左腕は3位となった今季、3月31日の阪神戦（京セラドーム）で5年ぶり3度目の開幕投手を務めた。4回4失点で敗戦投手となりシーズンでは4勝9敗と負け越したが、23試合全てに先発するなどマウンドに立ち続けた。

　三浦監督からの信頼も厚く、指揮官はシーズン終了後には石田の残留も熱望している。19年以降の3年間はチーム事情で救援でも登板し、20年にはすべて救援で50試合に登板した。

　先発、中継ぎとフル回転してきたとあり、ここまでのチームへの貢献度も高い。とはいえ年俸ランクがCランク（6200万円、金額は推定）とあり、9年目を終えて通算37勝（43敗）と脂の乗った30歳は、FA市場でも注目を集めることになりそうだ。