侍ジャパン井端監督初陣は若手主体の阿部巨人に7安打完封負け

　侍ジャパンが完封負けを喫した。井端弘和監督（４８）の初陣だったが、巨人の若手投手陣を打ち崩すことができず、７安打を放ちながらも無得点。この日、合流した阪神の佐藤輝、森下は出場しなかった。

　試合は初回、いきなり１死一、二塁の好機を作ったが、牧が二ゴロ併殺に倒れた。二回にも２死満塁で藤原が一飛。序盤に好機であと１本がでず、三回以降はなかなかチャンスを作ることができなかった。

　この日、井端監督はノーサイン。「実戦から離れている選手がほとんどなので、まずは動きが確認できたら」と話していた。打線の中核を担う阪神の佐藤輝、森下も不出場。ただ、１６日に開幕する「カーネクスト　アジアプロ野球チャンピオンシップ」（東京ドーム）まで、残る実戦は１２日の広島戦１試合。一抹の不安も残す形になった。

　一方、投手陣は安定感が光った。先発の赤星は１失点したものの、３回を４安打に抑える投球。２番手の隅田は２回を１安打無失点に抑えた。３番手の早川も３回を投げ、２安打無失点。３投手はいずれも本大会で先発する予定。実戦感覚を養う貴重な場になった。
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