―3月の開業から約半年。怒とうの新球場1年目が一区切りした。
「やってきた仕事量と月日が全然比例していない。たった半年しかたってないのか、と思います。球場では『ステキな球場をありがとう』と声を掛けられました。北海道の野球場といえば(札幌)円山球場と札幌ドーム。そういう比較対象の中で球場の良さがちゃんと伝えられた。初めて野球場に来た人でも感動できるつくりにできたと思います」
―座席券に加え、コンコースから立ち見でフィールドを一望できる入場券を新たに販売。道外の観客は約3割、試合がない土日も平均1万1000人、平日は約6000人の来場があった。
「成功はもっと先ですが、チケット売上など定量的な手応えを含め、成功に向けたレール上には乗ったと思います。野球をやっていない球場にこれだけ来てもらえたのはいい意味で想定外。要因の一つは試合のない日も球場内に入れるようにしたこと。外野席後方のコンコースを解放しました。グローバルでも実施している球場はないです。チャレンジングでしたが、確かな成果がありました」
「実はFビレッジおじさんは苦しんだ中での発想の転換でした。目安箱はアナログだなと思っていた時、目の前の20代社員が『ツイッターはどうですか?』と。投稿で印象的だったのは『屋根が開く日は前もって伝えて』というルーフオープン反対派の意見。天気が関わるので事前告知は難しかったですが、日差しや急な屋根開放を嫌う方々のことを考え『この日からこの日までは開く可能性がある』と期間を設けるべきでした。運用含めて変えていきます」
―新庄監督や選手からはシーズン中にグラウンドレベルの意見を受けた。
「内容は主に天然芝です。今の芝は昨年10月に張ってまだ1年弱。なじむのにやはり時間がかかりました。日光の問題で左翼側の生育が想定よりうまくいかなかったりと苦労も多かった。(選手会長の)松本剛には遠慮なく意見を言ってもらいましたし、ロッカーなどグラウンド外での文句はほぼ出なかった。選手のために芝は来季確実に良くしていかないといけません」
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Source: ファイターズ王国@日ハムまとめブログ