佐々木麟太郎、大学進学も選択肢　父・洋監督「麟太郎は努力とか、考える力とか。しっかりしないと明らかに大谷選手とは差がある」

　今秋のドラフトで複数の球団が上位候補にリストアップする麟太郎が、進学も選択肢に入れていることが明らかになった。

　仙台育英に敗退後、麟太郎は今後について「まだ全く考えてない。今後のことは岩手に戻ってから」とし、父の洋監督（４８）も「まだこれから」と話すにとどめた。本人は最近、明言は避けているが、過去に「高校３年でプロ野球の世界で戦えるぐらいの技術であったり、レベルを身につけていければベスト」とプロ志向を語り、その先にはメジャーでプレーする夢も明かしている。一方の父は、立派な社会人になるための“必要条件”として大学進学を重要視しており、最終的には家族会議で進路を定める見通しだ。

　洋監督は高校生活を社会人への準備期間と位置づけており、０１年の監督就任後、同校卒業後すぐにプロ入りした選手は大谷翔平を含め６人と、多くはない。最近では、プロ注目だった昨年の主将・田代旭捕手が筑波大に進学した例などがある。

　父は息子を大谷とも比較し「大谷選手は経験さえ与えれば、勝手にバージョンアップしていく感じ。麟太郎は努力とか、考える力とか。しっかりしないと、明らかに大谷選手とは差がある」とも話しており、大成させるため、大学で経験を積ませる選択も考えられる。ドラフト会議は１０月２６日。今秋のプロ志望届提出を認めるのか、進学か。家族会議の行方が注目される。
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