日ハムが接戦を落とし連勝ならず　7回無失点好投の上原を援護できず

　日本ハムは28日の西武戦（那覇）に0―2と零封負け。先発の上原投手は7回4安打無失点と好投するも、打線の援護なく勝ち負けつかず。打線は送りバントが一度も成功せず、継投での完封負けを喫した。

　試合は沖縄出身の両先発が好投。上原は3回までノーヒットピッチング。6回は2死一、二塁のピンチを迎えるも渡部を中飛に打ち取ると渾身のガッツポーズ。西武先発・与座と張り合うように7回までスコボードにゼロを並べた。

　打線は3回、「8番・捕手」で今季初出場初スタメンに抜てきされた梅林が右前打を放つなど無死一、三塁のチャンスを迎えるも後続が倒れ無得点。5回は死球で先頭打者を出塁させるも、梅林が送りバント失敗。与座の好フィールディングにより投ゴロ併殺打に倒れるなど、チャンスを広げることが出来なかった。

　白熱の投手戦は与座が7回83球、3安打無失点で降板。上原も7回92球、4安打無失点で降板。沖縄出身投手による沖縄勝利第1号はお預けとなったが、詰めかけたファンを沸かせた。

　すると8回、救援陣が決勝点を献上。2番手の玉井が先頭の蛭間に四球を与えるなど2死二塁とされ降板。3番手の玉井が外崎に右前適時打を浴びると、中村にも中前適時打を浴び2失点。

　打線は8回にも江越が1死一塁から送りバント出来ず、追い込まれてから空振り三振に倒れるなど新庄監督が狙った犠打がことごとく失敗。最後まで1点が遠く完封負けを喫した。
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