4回には長打3本を浴びて3失点したが、打たれたのはいずれも今季最大の武器で、グイッと曲がる「スイープ」だった。その球を狙い打たれたという見方はあるが、狙われても打てないのが大谷の魔球。だが、この日は勝手が違った。
なぜか―。大谷は「一番は乾燥がすごかった」と漏らした。指先を気にしていたのもそのせいだろう。滑るボールに苦戦し、いつものような精度を一定して保てなかった。「変化にばらつきがあった。いい動きではない球を打たれた」。魔球が失投に変わった。
前日登板し、大谷と同じくスライダーが持ち味のサンドバルも乾燥に大苦戦した。大谷の登板後、「ここの球場の乾燥はひどいよ。大谷も言ってたでしょ」。本拠地のエンゼルスタジアムは夜になると湿気が出て球になじむが、違うリーグで普段は対戦機会がほとんどないカージナルスの本拠地に対応するのは、大谷にとっても難しかったようだ。
変化量の調整に苦しんだ分、いつもより真っすぐを増やして対応。左打者には、スイープというより、縦スラを使いながら、バットに当てさせなかった。「5回までしか投げられなかった。三振より、そこの方が悔しさが残る」。自己最多に並ぶ13三振を奪っても、負けず嫌いの大谷は満足しない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/59d70acabd78cd5f136859c9b56d8c81215a2798
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Source: ファイターズ王国@日ハムまとめブログ