「8番・中堅」で先発出場。まずは両軍無得点で迎えた3回先頭だ。西武先発・エンスの147キロ直球を中前へはじき返して出塁。ファンから「走れ走れ、五十幡!」と声援が沸き起こる中、2球けん制を受けた後の初球ですかさず二盗。さらに「盗塁は二盗だけじゃない。試合前の映像でも確認してタイミングを図って。狙う意識が強かった」とモーションを完全に盗んで三盗を決めてみせた。
リーグトップに躍り出る9盗塁目で無死三塁の絶好機を演出。その後のスクイズで生還して先制点をもたらした。初勝利を懸けてマウンドに上がっていた伊藤大海のために「先に1点取りたい。伊藤くんのための1点を」と願っていた新庄剛志監督の思いに応える“足攻”。試合の雰囲気を変えた背番号50は「どんなサインが出てもいいように準備して。できることをやろうと。慌てることなく自分の走塁ができた」とうなずいた。
7回の第3打席は平凡な一ゴロだったが驚異のスピードで一塁手のミスを誘って出塁。9回は代わったばかりの張からマルチ安打となる右前打。続く江越の右越え三塁打では好判断から一瞬でトップスピードに乗り、一気に本塁を陥れた。
開幕から結果を残せず、ファンから心ない言葉も浴びた。それでも恐れず、先の塁を狙う姿勢だけは貫いてきた。この男には、試合の雰囲気を一瞬で変える“武器”がある。生まれ育った地元・埼玉で、「五十幡亮汰」の存在価値を存分に証明した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4a2d46e3bb1ee85923e66d6dd82d3dd2aa8799b1
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Source: ファイターズ王国@日ハムまとめブログ