日ハムがソフトバンクに連敗　先発の伊藤が7回途中5失点　万波が3安打2打点と気を吐く

　最下位・日本ハムが12日、敵地で首位・ソフトバンクに2―5と敗れ2連敗。先発の伊藤大海投手（25）は6回2/3を8安打5失点で今季初黒星。近藤健介外野手（29）に2号ソロを浴びるなど、侍ジャパン野手陣4人全員に安打を打たれた。

　今季初勝利を狙う伊藤は、同じ侍ジャパンの近藤、周東、牧原大、甲斐の野手陣との対戦が実現。特に昨季まで日本ハムでチームメートだった近藤との対決には注目が集まり、試合前には「対戦は楽しみ。ちなみに攻略法はありません。厳しいコースにいって打たれる分には仕方ないです」と意気込んでいた。

　2回、先頭の牧原大に右前打を打たれるなど2死一、三塁とピンチを背負うと、甲斐に中前適時打を浴び先制点を許した。

　1―1の5回には2死走者なしから近藤に151キロの直球を捉えられ、勝ち越し2号ソロを被弾。近藤とはここまで3打席全球“直球勝負”。1打席目は左飛、2打席目は二ゴロに封じていたが3打席目にして痛恨の一発を浴びた。

　2失点も好投を続けてきた伊藤だったが7回につかまる。2死二塁から周東に適時二塁打を打たれ1点を失うと、続く近藤には左線のライン際にポトリと落ちる適時二塁打。さらに柳田にも適時二塁打を浴び、この回3点を失い降板となった。

　一方、打線はソフトバンクよりも多い2桁10安打を放ちながらも2得点のみ。4回には無死一塁で野村がフェンス直撃の二塁打を打つも、本塁を狙った一走の清宮がリクエスト判定によりアウトとなる場面もあった。

　また、プロ野球開幕から前日まで、侍ジャパンの一員だったNPBの先発投手は8戦7勝負けなしだったが、伊藤が初めて黒星を喫することになった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ebf3ebf160154fe95c1c4d5708860539fab7bb23