プロ野球・日本ハムの新本拠地球場、通称「エスコン」に賛否両論が巻き起こっている。アメリカのボールパークに似た造りは好評である一方、アクセスの悪さを指摘する声も多い。金融アナリストの高橋克英さんは「エスコンは最寄り駅まで徒歩30分で、開幕戦は寒い中、シャトルバス乗り場に2000人の列ができた。こうした失態は、名著『失敗の本質』に書かれた81年前の日本のガダルカナル敗戦を彷彿とさせる」という――。
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実際、午後9時半ごろに試合が終わるとともに、シャトルバス乗り場はファンで混雑した。球場内はキャッシュレスなのに、バス料金の支払いは、現金かクレジットカードのタッチ決済のみであることも両替などで混雑に拍車をかけた。
新球場から徒歩約30分の「最寄り駅」であるJR北広島駅行きのシャトルバスは、「同10時すぎには行列が約2000人規模になった」(北海道新聞)という。まだまだ肌寒い北海道の夜空の下、「新札幌駅行きのバスは一時90分待ちとなり、途方に暮れるファンの姿が見られた」(同)。
徒歩で30分、またはシャトルバスでようやく北広島駅に到着しても、駅前でも行列があり、入場制限のかかる駅舎内に入り、ホームにたどり着くまで、30分近くかかったという。
JR北海道は、ナイター開催日に合わせて増発し、30日に限り、最終列車後(午後11時31分発)も4本の臨時列車を出したという。
増便したとはいえ、もともとせいぜい10分に一本間隔が、増発により7、8分に一本間隔になったに過ぎず、首都圏でのJR山手線や営団地下鉄の3分に一本間隔とは違うのだ。車内はより多くの人が乗れる通勤電車仕様になっておらず、混雑時の熱気と圧迫感は相当なものだ。何より北広島駅のホームドアもないような狭いホームではいつ雑踏事故などが起きてもおかしくはない。試合が長引いたときや雨や雪のときの対応も気になるところだ。
また、約4000台収容の駐車場は駐車券が完売。周辺の道路は一斉に帰宅する車で混み合い、駐車場から出るのに1時間もかかったケースもあったという。
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Source: ファイターズ王国@日ハムまとめブログ