手応え十分の打球を見上げ、叫んだ。自慢のフルスイング。今川が左翼2階席へ特大の一発を叩き込んだ。
「今年まだ本塁打が出ていなかったのでうれしい。エスコン1号はひそかに狙っていたものではあったので」
自身のオープン戦1号でもあった。初回無死一塁だ。和田の初球の139キロ直球を強振した。昨季から課題だった直球の対応を磨くため、試合前に相手投手の映像を見てタイミングを取り、振り遅れないようにしてきた。その成果も現れた。
オープン戦は出場12試合で打率・370で「真っすぐをしっかり捉えられているので、去年の課題をつぶせている実感はある」と手応えを口にする。一方で外野のレギュラー獲りに燃える26歳は「毎日結果を残さないと後がないと自分に言い聞かせている」と、まだまだ貪欲だ。
試合前にはWBCで侍ジャパンが3大会ぶりの世界一を手にした。自宅を出るぎりぎりの時間までテレビで観戦し「あれを見て燃えないわけがない。ダルビッシュさん、大谷さんだったり。ファイターズのOB選手たちが出ている中で、日本に生まれて良かった」。刺激を力に変えた。
まだオープン戦での新球場第1号とあって「公式戦で打ちたい」と今川。アピールを続け、正真正銘の1号を打ってみせる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/326d90d06a721ffa2a3dea050fb1c3d440231cff
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Source: ファイターズ王国@日ハムまとめブログ