エンゼルス、1イニング限定で大谷の決勝での登板容認へ

　２１日（日本時間２２日）に米フロリダ州マイアミで行われる野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック」（ＷＢＣ）決勝で、日本代表「侍ジャパン」の大谷翔平の救援登板について、所属するエンゼルスが容認したことが分かった。

　エンゼルスの本拠地であるカリフォルニア州オレンジ郡の地元紙「オレンジ・カウンティ」が伝えた。アメリカ代表には、エンゼルスのもう一人のスター選手で主将を務めるマイク・トラウトがいるが、これについてエンゼルスのネビン監督の「世界で最も優れた２人の選手の対決を見たくない人がいるだろうか。実現したら、私たちは今年の残りの期間、この話題で楽しめるんだ」というコメントを紹介。大谷が登板すれば、準々決勝のイタリア戦から、メジャーでは経験のない中４日となるが、１イニングのみの登板の可能性を探ってきたとしている。

　大谷は３０日（日本時間３１日）にエンゼルスの開幕投手を務めることが決まっていて、調整として２４日（同２５日）のオープン戦で投げるとされていた。このため、準決勝以降での登板はないとネビン監督が明言していたが、２４日の登板はより負担の少ないマイナーの試合などに変更可能だとしている。

　ＤＨで出場しながら試合途中に投球練習をする、通常とは異なる準備が要求される。これについてエンゼルスのミナシアン・ゼネラルマネジャー（ＧＭ）は「私は彼を完全に信用している。彼が投げると決断したのなら、それに向けて何をすべきか分かっている」などと語っている。さらにミナシアンＧＭは「彼がこの状況の中で登板するのなら、世界の野球ファンにとって素晴らしいことだ」としている。

　大谷自身は決勝の登板について「できることは何でもしたい。それが投げることなのであれば、一生懸命頑張りたい」と話していた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0053cc019cc9d473ac2c5c950a6fca3f9a458028

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