楽天へトレードの伊藤裕季也、途中出場でショート起用される

　今季が楽天への移籍２年目で、この日は途中出場だった伊藤裕季也内野手（２６）が、ＤｅＮＡ時代も含めて１軍の公式戦では経験したことがない遊撃の守備に入った。６回に山崎の代打で登場した伊藤裕は７回から遊撃へ。最後まで守備機会は訪れなかったが、昨年１０月の秋季教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」以来となる守備位置でプレーし続けた。

　今回の起用について、石井一久監督（４９）は試合後の会見で「ベンチ入り（の選手）は限られている。総力戦となったときに『どうしようか』とならないように」と意図を説明。もともと内野をどこでも守れるだけに、「引き続きショートの景色を見てもらおうと思っています」という今後のプランを口にした。

　一方、伊藤裕はこの日のプレーについて「特に違和感はなかった」とコメント。現在は試合出場のチャンスを増やすため遊撃でもノックを受けていることを明かし、「選手としての幅が広がることだと思うので、前向きにというかしっかりアピールしようという気持ちではいます」と語った。

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