最優先は地元で母に親孝行 高卒指名の可能性も…スカウトが手を引いた魅力的な就職先
「ドラフト5位とか6位とかで将来性を考えて獲るってことでした。もともとプロに行きたかったわけですから、正直プロもいいかなって、思いましたね」。大好きなカープに行ける可能性もゼロではなかったので揺れた。だけど、やはり自信もなかった。
そんな時だった。「社会人からもいくつか話はあったんですが、NTTの監督とマネジャーが家まで来て、誘ってくれたんです」。広島市のNTT中国。「母も、広島なら、社会人ならと渋々OKしてくれたと思う。それでプロは断った」。広島の備前喜夫スカウトもNTT中国なら、と手を引いた。当時、カープの2軍がNTTのグラウンドを借りていた。「『NTTにはお世話になっているから、ケンカはできない。そっちに行って3年後に獲れる選手になってくれ』と言われた」。その部分の踏ん切りもついたわけだ。だが、社会人生活も甘くはなかった。自信を喪失しそうな時もあった。
・当時は高卒ドラフト下位の投手って、ほとんどチャンスも与えられずに数年で戦力外になること多かったし、現代のように育成、独立リーグ、社会人移籍もなかった時代なので、すぐにプロ入りしなくて良かったかも
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Source: 広島東洋カープまとめブログ | かーぷぶーん