【WBC】「兼業軍団」のチェコが歴史的白星　９回逆転３ランで中国を破り初出場初勝利

＜WBC：中国5－8チェコ＞◇1次ラウンドB組◇10日◇東京ドーム

　初出場のチェコが歴史的な初勝利を挙げた。1点を追う9回表、6番ムジークが逆転3ランを放った。

　欧州予選を勝ち上がり、ほとんどの選手が野球以外の職業に就いている「兼業軍団」。

　序盤は先発右腕ダニエル・パディサク投手（22）が見せた。米国の大学に通う学生は、最速150キロの速球でぐいぐい押し、4回49球で無安打4三振で無失点。四球で出した2人の走者も併殺で片付け、打者12人で終わらせた。

　2番手のシュナイダーは消防士。5回は3四球を出して炎上しそうになりながら、1失点で抑えた。しかし3番手の大学生コバラが不調で7回に4－5と逆転された。

　ここまでかと思われたが9回に反撃。ムジークの劇的な逆転弾が飛び出した。