日ハム根本4回6安打2失点　新庄監督「良いものを持っているのにピリッとしない」

　開幕ローテーション入りを狙う道産子左腕に試練が訪れている。日本ハムの根本悠楓投手（１９）が７日、ＺＯＺＯマリンスタジアムで行われたロッテとのオープン戦に３番手で登板し、４回６安打２失点と苦戦した。先発した前回の阪神戦（ＯＰ戦）でも４回を投げ自責点４。２戦連続で厳しいマウンドとなった。

　持ち味の制球力に狂いが生じた。登板直後の四回には長短４安打を浴び２失点。七回には角中に死球をぶつけるなど、登板を通して抜け球が目立った。試合後は「連打されているので修正しないといけない。しっかり投げられるようにならないと」と言葉少なに球場を後にした。

　プロ２年目の昨季は３勝をマーク。豊かな才能を認めるからこそ、首脳陣は厳しい言葉を投げかける。新庄監督が「根本君は良いものを持っているのにピリッとしないのが歯がゆいね」と言えば、建山投手コーチは「２失点でそれなりにまとめた感じはするけど、まだ〝らしさ〟は出てないかな。彼には求めるものが高いので」。辛口のコメントは期待の裏返しだ。真価が発揮される瞬間を誰もが待ちわびている。
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根本今年全くダメだな