政府、電通の入札資格停止へ　五輪談合事件受け

政府、電通の入札資格停止へ　五輪談合事件受け

　東京五輪・パラリンピックの事業を巡る談合事件で逮捕者が出た広告最大手の電通などに対し、経済産業省や文部科学省が発注事業の入札参加資格を一定期間停止する措置を検討していることが14日、分かった。

　経産省は、独占禁止法に違反した事業者の入札資格を停止すると規定している。東京都や愛知県、大阪府も談合事件を受け、入札参加を認めない措置を取った。

　新型コロナウイルス対策に関する経産省の持続化給付金事業では、受託した団体が電通に大半を再委託していた。電通は批判を受け、2020年7月から経産省事業の入札参加を中止。21年1月、応札を再開すると発表していた。