DeNA藤田、現状維持の年俸1800万円で契約更改「僕が試合を終わらせた責任を感じた」

楽天から１０年ぶりにベイスターズに復帰した今季は、主に代打や守備固めとして３３試合に出場し、打率・２５０、５打点。「打席に入るときや（名前が）コールされたときの声援に鳥肌が立ちました」と振り返った。

チーム最年長のベテランは、１０月１０日の阪神とのクライマックスシリーズ（ＣＳ）ファーストステージ第３戦で、２－３の九回１死満塁で代打で登場したが、初球を打って二ゴロ併殺。チームは終戦。一塁ベースにヘッドスライディングした藤田は、しばらく動けなかった。

「チームのみんながつなげてくれた（チャンス）。僕が試合を終わらせた責任を感じた。もう無理なのかなと感じた」

当時の心境を吐露。それでもチームメートをはじめとする周囲からの励ましもあり「グラウンドで悔しいことは、グラウンドでかえすしかない。今でもひきずっていますけど、その悔しさがあるから体を動かせる」と前を向いた。試合後、帰宅してから大田からも気遣う電話があり「すごい励みになった」と振り返った。

来季へ向け「僕の目標は優勝しかない。チームの目標が僕の目標でもある」と力強く言い切った。
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