西武・松井監督、FA近藤との交渉に直接出馬「気持ちは伝えた」　近藤サイドからの返答はなく再交渉の予定も未定

　西武の松井稼頭央新監督（47）が22日、日本ハムからFA権を公使した近藤健介外野手（29）へ熱い思いを直接伝えたことを明かした。球団が獲得に乗り出しているヒットマンとの交渉の席には松井監督も同席。吉報を強く信じて待つ構えだ。

　22日は埼玉県内で開催された球団納会ゴルフに参加。ラウンド後に取材に応じ「自分なりの気持ちは伝えさせていただいた。（直接本人に）伝えられたことは本当に良かったと思います。（吉報を）待つのみと思います」と話した。

　渡辺ゼネラルマネジャー（GM）も同様の思いを示した。近藤サイドからの返答は届いていないと明かした上で「うちはしっかりとした誠意というか、来てほしいというのは（近藤本人に）伝えてあるから」とし再交渉の予定などは未定とした。

　球団は5球団の争奪戦に発展したFA戦線を制するべく、飯田本部長が「大型の複数年というか誠意を」と話したように、6年24億円規模の大型契約を提示しているとみられる。球団を挙げ、松井新体制に欠かせない中軸の到来を待ち望んでいる。