楽天・涌井と中日・阿部との電撃トレードからわずか3日後。またしても衝撃的なトレードが、今度は同一リーグ同士の球団で決まった。
中日は、17年の新人王で、長らく竜の正遊撃手を務めてきた京田の放出を決断した。今季は開幕スタメンこそ飾ったが、打撃フォームに迷いが生じ、極度の不振に陥った。さらに5月4日のDeNA戦(横浜)では攻守に精彩を欠き、試合中に名古屋へ“強制送還”。その後は、けがや新型コロナ感染もあり1軍に定着できず、プロ6年目でワーストとなる43試合の出場に終わった。
DeNAには若手のホープ・森や、ベテランの大和がいるものの、今季は正遊撃手を固定できていない現状があり、プロ入り後から大きな離脱もなく、新人から5年連続で100試合以上も遊撃を守り続けたタフな体を持つ京田は、大きな補強になる。
一方、DeNAの貴重な左の中継ぎとしてチームに貢献してきた砂田。育成入団から支配下契約を勝ち取り、先発としてキャリアのスタートを切った。中継ぎに転向後も、キレ味鋭い変化球で献身的な投球をみせ、18年にはリーグ3位の70試合に登板。今季は15試合で、防御率5・68と不完全燃焼に終わったものの、来季の巻き返しは十分にある。
中日は今季、R・マルティネス、ロドリゲス、清水ら盤石のリリーフ陣がいた一方で、左の中継ぎ投手に課題を抱えた。孤軍奮闘した福は「胸椎黄色じん帯骨化症」の手術を受けリハビリ中、岡田はサイドスローで復権を目指していることもあり、手薄。若手の橋本や近藤らの台頭も期待されるが、実績豊富な左腕の獲得は補強ポイントの一つだった。
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Source: ベイスターズ速報@なんJ