DeNAドラフト1位候補5人に絞り今年も当日決定へ

ＤｅＮＡは１９日、横浜市内の球団事務所でスカウト会議を開き、２０日のドラフト会議に向けて約１時間半、上位指名のシミュレーションなどを行った。三原一晃球団代表（５４）、萩原龍大チーム統括本部部長（４５）らフロントとスカウト陣、来季から新たに複数年契約を結んだ三浦大輔監督（４８）も出席した。

会議後、オンラインによる報道陣の取材に応じた進藤達哉編成部部長（５２）は「今年は公表が多いところを踏まえて、どう動いていくだろうという予測をしながらという話がメインになりました」と語った。

１位指名選手については投手、野手、即戦力、高卒も含めて５人に絞ったことを明かし、最終決定は「これは毎年そうですが、明日に入って、になると思います」と今年も公言せずに当日を迎える姿勢を貫いた。

指名人数は５―６人を予定。補強ポイントについては「全体的な底上げも一つの大きなテーマ。ドラフトではないが、昨年は大田選手を獲得し、チーム内に競争が生まれることでチームが勢いづいた側面が見られた。競争を生むことができるためには、どういう選手を取るかという部分はある」と語った。

昨季は支配下での指名がなかった捕手についても「捕手の部分に関しては１つになるのか、２つになるのかわからないですけど、どこかでいい選手がいれば」と説明した。

昨季は三浦監督が初のドラフト参加で、阪神との競合の末にドラフト１位で小園健太投手を引き当てた。今年も指名が重複した際のくじ引き役については「全幅の信頼を持って、監督が引いてもらえると思います」と明かした。
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