ダルビッシュ、PS自身最長の7回を投げ6安打1失点で5年ぶり勝利　パドレスが地区シリーズ進出に王手

　パドレスのダルビッシュ有投手が７日（日本時間８日）、ワイルドカードシリーズ第１戦、敵地のメッツ戦に先発。７回を６安打１失点でポストシーズン（ＰＳ）ではドジャース時代の２０１７年、カブスとの優勝決定シリーズ第３戦以来の勝利（３勝目）を挙げた。７回を投げきったのはＰＳ８試合目で初めて。

　序盤はピンチの連続だった。１回１死後にリンドアに死球をぶつけ二盗も許した。首位打者となった３番マクニールに右前にはじき返され１死一、三塁のピンチを招くも、今季１３１打点で打点王となったアロンソを３球勝負で見逃し三振。ボーゲルバックも右飛に抑え無失点スタート。

　２回にも先頭のマルテに中前安打され、直後に二盗、三盗を決められ１死三塁のピンチも後続を空振り三振、中飛。３、４回は３者凡退。５回１死からエスコバーに左中間にソロアーチ、ニモにも三塁打を許し、６、７回も安打されるも７回を１０１球で投げきった。６安打、４奪三振、１死球で１失点に強打のメッツを抑え込み、８回はスアレス、ガルシアの継投で逃げ切った。

　打線は序盤からダルビッシュを援護、通算２０１勝のシャーザーに対しホームラン攻勢。初回は４番ベルが２ラン、２回は８番グリシャムがソロ。そして５回にはプロファーが３ラン、マチャドにもソロが飛び出すなど、計４発で７点を挙げてＫＯした。
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