日ハム野村佑希、今秋から捕手挑戦へ　BIGBOSS「ジェイはサードを守っていて余裕がない」

　日本ハムの新庄剛志監督（50）が、4番候補の野村佑希内野手（22）を将来的に捕手へコンバートさせる仰天プランを明かした。今秋にも挑戦させる方針。「強打の捕手」と「三塁の守備難」を解決する一石二鳥の試みだ。

　主な理由は、野村の不安定な三塁の守備にある。ビッグボスは「ジェイ（野村）はサードを守っていて何か余裕がない。エラーをした後、打撃に響いている感じもする。ダブルプレーが取れない内野手は嫌なので」と説明した。現在は、試合終盤に谷内らを守備固めに送っている。

　普通なら一塁や外野がコンバートの対象に挙がりそうなものだが、ビッグボスは「キャッチャーが面白い」とニヤリ。「捕ることに関しては、ブルペンで何球も捕れば問題ない。あとはセンス。『違うな』と思ったら、やめればいい」。肩も強く、大成する可能性はあると言う

　強肩強打の野村が捕手に定着すれば、攻撃面でのメリットは大きい。新庄監督は「3、4年後に捕手で3割1分、20発ぐらい打っていたらコンバートが正解になる。正捕手になれば少なくとも35歳までは現役でできる。本人のためにもなる」と語った。

　すでに野村には伝達済み。「オフまでにキャッチャーミットを用意しておくように伝えたら、ポカーンとしてたよ」とビッグボス。「4番・捕手・野村」の実現へ、今秋キャンプから若き大砲の新たな挑戦が始まる見通し。

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