■4勝目お預け、通算100本塁打足踏み
日本時間12日のレイズ戦は投げては6回を2安打1失点。下位の打者に許した一発に泣き、4勝目(2敗)はお預け。打っては内野安打のみの1安打に終わり、あと1本と迫ったメジャー通算100本塁打達成は14日のアスレチックス戦以降に持ち越しとなった。
大谷は昨季と比べて本塁打のペースが落ちている。639打席で46本塁打を放った昨季は約14打席に1本出た計算になるが、今季は139打席で6本。現時点では約23打席で1本にとどまっている。
今季は飛ばないボールが使用されているとされ、実際、多くの強打者が「飛距離が出ない」と口を揃える。大谷も「個人的にも感じますし、見ている感じでも、データも出るので、どのくらいのスピードで飛んでるというのは分かるので、去年よりは飛ばないという印象はあるかなと思います」と話している。
今季の最高飛距離は大谷の同僚であるトラウトの約144メートル。昨季、トップだったツインズ・サノの約150メートルと6メートルの差がある。大谷にしても昨季の約143メートルから128メートルまで下がっている。
「飛ばないボール」は打者には不利となる半面、投手には有利となる。二刀流にとっては一長一短だが、投手大谷にとってメリットは大だ。
大谷は登板時のボールの感触について「シーム(縫い目の高さ)は変わらないですね。軟らかいな、ソフトだなという印象はありますけど。全体的にゴロを打たせるような感じの投球の方が比較的いい数字が残る確率は高いかなと思いますね」という。
因果関係は定かではないものの、ボールが変わったことで、大谷の球質が変化しており、直球の平均回転数(スピンレート)は昨季の2217から2248と増しているのだ。
回転数が多いほど、球にノビやキレが増すとされている。今後、キレのある直球が増えれば、変化球も有効になり、白星量産を期待できそうだ。
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Source: ファイターズ王国@日ハムまとめブログ