https://news.yahoo.co.jp/articles/209b849a34fbea06b2734a5be2b82b09e45e9e73
すでに語っている「全員にセーフティーさせます」「ストライクゾーンに来た速いボールを利用してコンと打っていけば、なんのこっちゃないですよ」とバント攻撃&ペッパー打法の徹底に続き、新たな作戦は…。
「でも、面白いのは彼のフォークに対して、やっぱり振ってしまうわけでしょう。で、俺のカンピューターでフォークが来るときは俺が『待て』のサインを出せば、ボール球を見逃してくれてフォアボールも増えるかも、という計算もしている」(新庄監督)
カンピューターとしているのは本人の照れで、投手のクセを盗むことに関して新庄監督は現役時代から一家言持っていた。佐々木朗がセットポジションに入った時のグラブ周辺に出るクセはもちろん、女房役の松川のクセに至るまで、すでに解析は進んでいると見ていい。
佐々木の投げる球の中で最も厄介な球種はフォーク。その宝刀を投げてくるタイミングさえ分かれば、捨てるのか高さを見極めて打ちに行くのか、打者の頭の中の整理事項は単純化される。
もちろん、23イニングで4四球しか与えていない佐々木朗が他の球種とのコンビネーションで打者を打ち取るバリエーションは豊富にある。
フォークひとつにしても、ストライクを取るフォーク、空振りを取りに行くフォーク、さらに打者寄りに落とす、逃げて行くフォークとその軌道まで操れる上に分かっていても打てない最強の武器である常時160キロ超えのストレートがある。
しかし「打てないことを前提」とする難攻不落の投手から勝利をもぎ取るためには、なにか極端な策を講じなければ局面が打開できないことも事実。それを知るビッグボスならではの手法が、今回仕掛ける「フォークのクセ盗み」をチラつかせての陽動作戦ということのようだ。
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Source: ファイターズ王国@日ハムまとめブログ