DeNA楠本、スランプも救う恩師・鈴木尚典との“運命の再会”

bandicam 2022-03-20 13-50-21-169

833: 名無しさん@おーぷん 22/04/11(月) 11:26:19 ID:DY.hd.L7
スランプも救う恩師との“運命の再会”

 しかしながら今季は苦しいスタートだった。キャンプ中に行われた練習試合では5試合に出場し12打数1安打とまったく当たりが出なかった。レギュラー獲得のためアピールしなければいけない立場にも関わらず楠本はライバルたちに遅れをとってしまう。
 そんなとき声を掛けてくれたのが、今季から一軍打撃コーチに就任した鈴木尚典だった。じつは楠本と鈴木コーチには浅からぬ縁がある。楠本が小学生のとき所属していた横浜ベイスターズのジュニアチームで鈴木コーチは打撃指導をしており、ふたりは約15年の時を経て、選手と指導者として再会している。
 鈴木コーチは現役時代、1997年から2年連続して首位打者に輝いた“ハマの安打製造機”。1998年の日本一に貢献をした、ゾーンの内であればどんなボールであっても仕留め、全方向に打つことのできた稀代のバットマンだ。同じ左打者でバットコントロールに長けた楠本は、現役時代の鈴木コーチとどことなく似ていると以前から言われていた。
「人生で初めて同じ感覚の人に出会えたと思えたんです」
「キャンプを終え、ハマスタに帰ってきた最初の全体練習の後、じっくりとお話しさせていただいたんです。そのとき尚典さんから『おまえはあれこれ考えて打てるタイプじゃないから、自分の本能で打てると思ったボールを打ちに行け』と言われたんです」

 この言葉を聞いた瞬間、楠本の迷いは吹き飛んだ。同時にシンパシーを感じた。

「本当、学生時代から自分のバッティング感覚を訊かれて答えても、わかってもらえないことばかりだったのですが、尚典さんに伝えると『俺もまったく同じ感覚でやってたわ』と言ってもらえて……人生で初めて同じ感覚の人に出会えたと思えたんです。尚典さんも自分と同じタイプの選手とこれまで会ったことがないと言っていて、いや、こんなことってあるんだなって」
 興奮を抑えきれない様子で話す楠本。それは、まるで感性が共鳴し、増幅していくよう感じだった。素人がわかる範囲で教えて欲しいのだが、例えばどんなことを話し合ったのだろうか。
「考えれば考えるほど体は動かなくなるということですね。例えば変化球が来ると思って実際に来てしまうと『あっ、本当に来た! 』と思ってしまい一瞬考える時間ができてタイミングが合わない。ではなく、一番速い真っすぐのタイミングで入っておいて、まず真っすぐが来たらそのまま打つ、変化球が来ても甘いボールで打てると思ったら止まって打てばいいし、ゾーンから外れたボールだったらバットを止めればいい」
 たしかに楠本も現役時代の鈴木コーチも、タイミングを完全に狂わされたとおぼしき変化球であっても、甘いコースであればスイングの途中でブレーキをかけヒットすることがある。これは天性の感覚やセンスがなければできることではない。
「もちろんもっと細かい部分まで感覚を伝えたんですが『どれも一緒じゃないか』と尚典さんに言っていただいて、ふたりして『なんか怖いな』って(笑)。いろいろ話してみても、ここだけは違うといった感覚もなく、またお互い小さいときに習字をやっていたり。いや、こういう方に出会うのは、どれほどの確率なのかなって思いました」
 打者として独特な感性の持ち主同士、まさに運命の巡り合わせと言うべきか。
「だから『俺がそうだったから、もう本能で打ちに行け』と言われて、今はそれだけを意識して打席に入っています。あともうひとつ『忘れてはいけないのは、毎試合4打数4安打したい、ヒットを打ちたいという気持ちだけは誰にも負けるな』という尚典さんの言葉を肝に銘じてプレーしています」
※全文は下記リンク元より


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Source: ベイスターズ速報@なんJ

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