DeNA新外国人クリスキー、最短8日の中日戦で一軍合流へ

　守護神候補の一角、前オリオールズのDeNA新外国人右腕、ブルックス・クリスキー投手が、最短8日の中日3連戦（横浜スタジアム）から1軍合流することが5日、分かった。

　「マイナーのドクターK」が、ついに1軍登板にロックオンした。右腕は3月13日に来日後2軍調整を続け、イースタン・リーグで5試合5回1/3を3失点12奪三振、防御率5・06。防御率は高いが、奪三振率は20・25に及んだ。

　1メートル91の長身から投げ下ろす最速98マイル（157・7キロ）の直球に加え、速球系の変化球が武器。米マイナーでも、過去4年間で通算134回2/3を投げ178奪三振、奪三振率11・9をマークした。驚異の奪三振率に加え、来日後には新球種にも取り組むなど、日本球界に溶け込もうとする姿勢は評価が高い。

　連投などの「テスト」も終了し、6年ぶり最下位からの「横浜反撃」を狙う三浦大輔監督を支えるピースとして、救援陣に加わる意欲に満ちている。5日の阪神戦前にも指揮官は「（1軍合流について）楽しみにしてもらえれば」と前向きな姿勢を見せた。