大谷翔平、メジャー5年目で初の開幕投手決定　マドン監督明言

　エンゼルスの大谷翔平投手が、メジャー5年目で初めて開幕投手を担うことが決定した。ジョー・マドン監督が25日（日本時間26日）に取材に応じ、明言した。4月7日（同8日）、本拠地・アストロズ戦でまっさらなマウンドに上がる。

　昨季は打者として46本塁打、投手として9勝を挙げてア・リーグMVPを受賞。歴史的なシーズンを駆け抜け、2022年シーズンを迎えた。オープン戦初登板となった3月21日（同22日）のロイヤルズ戦では、2回1/3を投げて5奪三振3安打1失点と好投。順調な調整ぶりをうかがわせた。

　キャンプ初のブルペン入りをした15日（同16日）には、開幕投手への思いを問われ「やってみたいなというのはもちろんありますけど、特に絶対にやりたいというのはないので」と発言。淡々とした口調で「投げるにしろ打つにしろ、まずは開幕でいいスタートを切れるように」と見据えていた。日本人選手では野茂英雄、松坂大輔、黒田博樹、田中将大、ダルビッシュ有、前田健太に続く7人目となる。

　NPB時代には2015年から2年連続で任された開幕のマウンド。2015年は本拠地・札幌ドームで楽天相手に5回2/3を3安打1失点で勝ち投手に。翌2016年は敵地でロッテを相手に7回5安打3失点で黒星を喫している。メジャーでも任された栄えある大役に、日米の視線が注がれる。
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