中日が開幕カードにＷエース投入　大野雄＆柳で宿敵・巨人叩き

中日が開幕カードにＷエース投入　大野雄＆柳で宿敵・巨人叩き
巨人との開幕カードに登板する大野雄（左）と柳（東スポWeb）
　中日が開幕カードにダブルエース投入で宿敵・巨人叩きに燃えている。

　立浪和義監督（５２）は３月２５日の巨人戦（東京ドーム）で２年ぶり４度目となる開幕投手に大野雄を指名したが、２７日の開幕３戦目は昨季２冠に輝いた柳に任せる方針だ。「（落合）ヘッドコーチが決めてますから。そんな感じになっていくでしょうね」と示唆している。

　セオリー通りなら、竜の誇る左右のエースをそれぞれ別カードの頭にしそうなものだが、惜しげもなく同一カードに２人を投入。実は球宴までの前半戦は開幕カードも含めて金、土、日曜の巨人３連戦は５カードも予定されている。一方、昨季リーグ優勝、日本一のヤクルトとの前半戦は火曜からの週頭カードが２連戦も含めて５カードもある。

　それでも指揮官は現役時代からのライバル球団である巨人を警戒。「なんだかんだと言っても、昨年は優勝を逃しているが、力のあるチーム。ジャイアンツに勝たないと上位を狙えない。しっかりとした戦いをできるようにしたい」ときっぱり。

　チーム関係者は「大野、柳のダブルエースで開幕カードの巨人を叩いて開幕ダッシュを決めたいのはもちろんある。だけど、立浪監督の頭の中にはヤクルトをマークするよりも、やっぱり打倒巨人を果たしてこそチームの士気が上がると考えているのでは」と指摘する。

　１５日からは本拠地バンテリンドームで巨人とのオープン戦２連戦。先発するのは小笠原、松葉の予定で開幕前哨戦となるが、まずは巨人に嫌なイメージを植えつけたいところ。立浪監督は「やっぱり、そうですよ。今年の中日は手ごわいなと思われるところを見せないとね」と腕をぶす。

　立浪竜が本気のダブルエース投入で、今季の巨人は覚悟した方がいいかもしれない。

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