評価=がんばりましょう(D)
【オフの補強ポイント】
△先発・リリーフ両方のテコ入れ
×捕手不安の解消
×機動力の改善
一番の補強ポイントは、防御率がリーグ唯一の4点台だった投手力の改善。しかしながら、ドラフトでは高校生の小園健太(智弁和歌山高)を1位指名。将来のエースを獲得したこと自体は問題ないが、即戦力候補として指名したのは2位の徳山壮磨(早稲田大)と4位の三浦銀二(法政大)。将来的にはともかく、今季すぐ一軍で戦力となるかどうかは疑問符がつく。
抑え候補として獲得した新外国人のクリスキーは、最速157キロの速球と切れ味鋭いスプリットの評価が高いが、制球面に相当な不安を抱えている。日本ハムから戦力外になった大田泰示を拾い上げ、楽天からは藤田一也を復帰させたが、どちらも補強ポイントには合致しない。レギュラーを固定できない捕手や、機動力を使える選手も欲しいところだったが、後回しにされた。大田の加入は大きいが、チームの課題が解消できたかという視点では、厳しい点をつけざるを得ない。
【主な入退団選手】
▼IN
大田泰示(外野手/前日本ハム)
クリスキー(投手/前オリオールズ)
徳山壮磨(投手/早稲田大)
▼OUT
シャッケルフォード(投手/自由契約)
文●出野哲也
【著者プロフィール】
いでの・てつや。1970年生まれ。『スラッガー』で「ダークサイドMLB――“裏歴史の主人公たち”」を連載中。NBA専門誌『ダンクシュート』にも寄稿。著書に『メジャー・リーグ球団史』『プロ野球「ドラフト」総検証 1965-』(いずれも言視舎)。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1302703155e193ddd34a9d1a5a490e2c386f1104?page=3
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Source: ベイスターズ速報@なんJ