鳥谷敬氏、日刊スポーツ評論家に就任 …阪神ワースト失策に「数ではなく“致命的”減らせるか」

1: 名無しさん@恐縮です 2022/01/23(日) 23:55:59.73 ID:CAP_USER9
【鳥谷敬】阪神ワースト失策に「数ではなく“致命的”減らせるか」

鳥谷敬氏初提言<1>

「致命的なエラー」を減らせるか。

阪神、ロッテで活躍し、日刊スポーツ評論家に就任した鳥谷敬氏(40)が2月のキャンプインを前に、虎の守備力向上へのポイントを3回にわたって初提言した。
古巣阪神は昨季まで4年連続で12球団ワーストの失策数。

5度のゴールデングラブ受賞を誇る名手は「数は問題じゃない」と言い切り、失点につながるエラーの減少を重視した。

鳥谷氏は開口一番、「エラーの多さ自体は大した問題じゃない」と強調した。

虎は昨季まで4年連続で12球団ワーストの失策数を犯している。
21年は86失策。どうしても分かりやすい数字ばかりが取り上げられがちだが、その内容に注目すべきだと力説した。

鳥谷氏 正直、数はどうでもいい。質の問題。エラーする場面にしても、大差がついた展開での2死走者なしなのか、接戦での先頭打者なのか、無死一塁なのか、それとも2死三塁でしてしまうモノなのか。たとえばチーム全体で40失策しかしていなくても、その40個すべてが致命的なエラーになると厳しい。
一方で80失策していても、致命的なエラーが40個よりだいぶ少なかったら、先に話したチームよりも勝ちを拾っていけるかもしれない。試合の勝ち負けに直結するエラーをどれだけ減らせるか。そこが大事になると思います。

ロッテに所属していた昨秋、現役を引退。阪神がCSファーストステージ巨人戦で終戦した11月7日は偶然、テレビ生中継のゲスト解説で甲子園を訪れていた。
その日は2点リードした直後の3回表、遊撃中野の失策から3失点。
1点を追う8回表は三塁大山の失策から4点目を失った。「いざという時のミス」を減らすためには一体、何が必要なのだろうか。

鳥谷氏は04年から19年まで16年間タイガースでプレー。
誰よりも甲子園の難しさを知る内野手の1人だ。

鳥谷氏 甲子園は土のグラウンドだから、どうしても天候によって状態が変わってしまう。たとえば風が強い日だったら、地面の上部にある軟らかい土が風に持っていかれて、それまでより硬くなる。その上、飛び散った土が指先について、送球の際にボールが滑ってしまったりする。

頻繁に浜風が吹きつける屋外球場。内野部分は芝生ではなく黒土。球界屈指の「整備力」を誇る阪神園芸をもってしても防ぎようがない、ゲーム途中での変化もある。
他球場よりも高い守備力が要求される甲子園では、時に「完璧」を捨てる発想転換もありなのではと、鳥谷氏は提案する。

鳥谷氏 誰だって、最初は全部捕ろうとしてしまう。でも、たとえ捕球できなかったとしても、ボールを落とす場所によってはアウトにできる可能性がある。流れの中でミスをするにしても、取り返せるミスにすればアウトを取れる。後ろに弾いていた4個のうち2個だけでも前に落とせば、エラーを2個減らせるかもしれない。それに、同じエラーにしても、ゴロを小さくはじいて走者一塁で止めるのと、大きくはじいたり悪送球して打者走者に二塁まで行かれてしまうのとでは、大きく違う。
先頭打者に二塁まで行かれた場合、バントで送られたら、前進守備を諦めて簡単に1点を与えることになるわけですから。そういったエラーを減らしていく、質を変えていくことが大事になると思います。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e9e0100ff4e62350e476eaf7f249d52ab3ad6616
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Source: 虎速

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