柳田自主トレ組のコロナ感染、うどん振る舞いは影響なし「接触の危険のない状態で実施」

ソフトバンクの柳田悠岐外野手を中心に佐賀・嬉野市内で合同自主トレを行っていた、柳田、日本ハムの清宮幸太郎内野手、ロッテの安田尚憲内野手、西武・戸川大輔外野手を含む６選手、２人のスタッフを含む計８人が新たに新型コロナウイルス陽性と判定されたことが１７日、明らかになった。

　インターネット上などでは１２日の自主トレ公開日に数多くの報道陣、関係者が詰めかけたことが話題になっているが、ソフトバンクの井上広報室長が取材に応じ「接触の危険のない状態で実施できている」と説明した。

　当日は柳田の粋な計らいで福岡・久留米市の人気店「立花うどん」のケータリングカーが登場。報道陣、関係者に計１１０食を無料で振る舞った。この心配り、人の多さが感染原因となったという意見もあるが、井上室長はガイドラインに従って報道対応したことを強調した。

　「写真や映像は近いように見えるので、柳田選手の周りを１００人が囲んだように思えるかもしれませんが、球団としてはそういう認識は持っていません。遠まきにメモを取ってもらうスタイルの公開になっている」と関係者が立ち会いの下で、対策を講じていたと説明した。

　キャンプまで２週間となり、今後の感染拡大が心配される。井上広報室長は「少なくとも１週間は自宅、ホテルでの待機で、調整に影響があると思います。（キャンプの振り分けは）コーチ会議での議題に上がるのではと思っています」と柔軟に対応する方針を明かした。