入団から11年を過ごした日本ハムに、11月16日に「ノンテンダーFA」と称する自由契約を通達されて1カ月余。西川は新天地に選んだ球団を通じ、「心機一転、また一からやる気持ちです。東北を熱く盛り上げたいと思いますので、楽天イーグルスファンの皆さん、よろしくお願いいたします」とコメントした。
今季打率は自己ワースト・233ながら、定評ある出塁率は・362をキープ。リーグトップタイ24盗塁で、タイトルを4人で分け合った俊足も依然として高レベルだ。20代で今季年俸2億4000万円(推定)を稼ぐ実績十分の外野手を、補償なしで補強できるのは魅力的。水面下で巨人など4球団が獲得調査に動いたが、楽天以外はいずれも撤退した。
パ・リーグ球団の関係者は「ネックは海外FA権を持っていること。単年契約を結べても1年で出ていかれる可能性があり、来季の成績次第では慰留に相当の金額を積む必要が出てくる。かといって今、複数年のオファーを出すまでの価値があるかは意見が分かれるところ。撤退した球団はこのあたりを嫌ったのではないか」とみる。
西川は好条件を提示してくれた楽天入りを決めたが、外野陣に食い込むのは容易ではない。今季は同じ左打ちの3人がレギュラーを張った。打点王の島内、ゴールデングラブ賞の辰己、打率・280と復活した岡島はいずれも規定打席到達。しかも、主力投手が「ウチの外野守備は12球団でもトップクラス。投手陣は本当に助けられている」と感謝するほどで、弱肩など守備力低下も指摘される西川は分が悪い。この投手は「主にDHで起用して、たまに外野に入るのが現実的じゃないか」とも話すが、北の韋駄天は杜の都でどこに働き場所を見つけるのか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5a18162a4cdfe06a1902a731af5ad92a1972a8f2
続きを読む
Source: ファイターズ王国@日ハムまとめブログ