梅野は球団を通じてコメントを発表し、残留理由について「今年あと少しのところで優勝を逃して本当に悔しい思いをして、やっぱりこのチームで優勝したい。その思いが一番でした」と明かした。
「年齢的にも若いチームで、これからもっと強くなっていきますし、その中心でタイガースを引っ張っていきたい。このメンバーとこれからも野球をしたい、みんなと優勝したいという思いで残留することを決めました」と続けた。
8年目の今季は1年契約で臨み、開幕から不動の正捕手として前半戦の快進撃を支えた。130試合出場で打率2割2分5厘、3本塁打、33打点。得点圏打率は3割2分1厘と勝負強さも発揮した。ただ9月から打撃不振に陥り、シーズン終盤の優勝争いでは坂本にスタメンマスクを奪われた。ゴールデングラブ賞も3年連続で途絶え、悔しいシーズンでもあった。
11月10日には権利行使について「しっかり考える」と話し、FA権を行使して他球団の評価を聞いてみたい思いもあり熟考を重ねていた。FA申請の手続き期間は7日までで、締め切りが迫る中での決断となった。この点について梅野は「考えさせてもらう時間はたくさんいただいて、阪神球団の方にもたくさんお話をいただいた中で、自分自身で考えに考え抜いて出した結論なので、少し時間はかかってしまいました」と説明した。
173センチと小柄ながら、投手を安心させるブロッキング技術、強肩と高い守備能力を誇る。虎党から「梅ちゃん」と呼ばれ人気も高く、梅野は「タイガースファンの方々からの声や思いも届いていましたし、自分自身の決断を後押ししてくれました。来年こそはこのチームのみんなとタイガースファンのみなさんと、一緒に喜びを分かち合いたいです」と残留を願うファンの熱いにも感謝した。
https://www.nikkansports.com/baseball/news/202112030000367.html
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Source: ファイターズ王国@日ハムまとめブログ